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「何から始めればいいか分からない」に、現場目線で答えます。DX・IT環境整備・Google Workspace・AI導入について、実務で使える情報を発信しています。

エンジニア向けの技術記事は Zenn で発信しています
Google Workspace

Google Workspaceの代理店変更|移管の手順と、動く前に確認すること

代理店のサポートに不満があっても、データが消える不安で止まっているなら、切り分けから始められます。Google Workspace の代理店を変更しても、メール・ドライブのデータ、各種設定、管理者権限はそのまま残ります。手続きは管理コンソールで「移管承認」を生成して新しい契約先に伝える形で、作業中もサービスは止まりません。検索で見つかる「移行トークン」の解説は古い手順で、管理コンソールからの移行を説明する現行の公式ヘルプにその語は出てきません。動く前に確認するのは3つ。いまの契約形態と次の更新日、移管した月の請求がどうなるか、そして乗り換え先の割引が移管契約に適用されるかです。前払いした年払いの料金は移管しても払い戻されないため、実務では更新日に合わせるのが損の出にくい形です。Google との直接契約から移る場合は、月の途中の移管だとその月だけ請求書が2通になります。販売パートナーへの移行は1暦年に2回までという制限もあります。乗り換え先では、割引が移管契約に適用されるのかを見積もりの段階で確かめてください。代理店の割引には新規・更新・移管の契約区分があり、当社の例では新規契約が5%(条件により最大9.5%)、更新契約が2%、移管契約は個別提案です。契約形態から現契約先の解約条項までの確認項目は、社内にそのまま渡せる移管前チェックリストにまとめました。情報システムの専任担当がいなくても進められるよう、Google Workspace の導入支援・販売代理店をしている立場で書きました。

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システム開発

AIを使う開発会社の見積もり|どこが減り、どこが減らないか

相見積もりの金額が大きく違い、1社だけが「AIを使っているので安くできます」と言っている。その差が本当かどうかは、金額を見比べても決められません。先に見るのは、内訳が工程で割られているかどうかです。AIで短くなるのは、いまのところ実装の工程が中心で、要件定義と移行は変わらず、テストは短くならず、レビューはむしろ増えます。しかも短くなった分が、そのまま総額から引かれるとは限りません。カーネギーメロン大学とスタンフォード大学などが、1社の開発者802名・プルリクエスト196,212件を2年以上追っています。その研究では、1人あたりの件数が2.09倍になる一方、AIが書いたものは着手からマージまでにかかる時間が約22%長くなっていました。レビュー待ちが約15%、レビューが約20%伸びています。人のレビューが付く割合は89%から68%へ下がり、代わりに自動のAIレビューが約19%から約84%へ増え、レビュアー1人あたりの負担は約2倍になりました。ただし増えたのは無言の承認のほうで、コメントを書くレビューは横ばいです。この研究が測っているのは経過時間で、工数や金額ではありません。見積書が一式で書かれているとき、工数と単価に分かれているとき、AI活用による削減が別行になっているときで、それぞれ読み取れることと聞くべきことが変わります。削られていて危ない3つの工程を挙げたうえで、逆に高いほうを疑う見方も置きました。レビューが増える分をどちらが負担するのか、範囲が固まったあとの出し直しの差額をどう線引きするのかにも触れています。AIを使う案件に固有の費目、研究によって数字が食い違う理由、稼働後は単価ではなく何を数えるかが変わること、相見積もりを揃えるために先に渡す1枚まで、見積もりを出す側から書いています。

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AI活用

AI開発の内製と外注|工程で分けて、引き取れる形で発注する

AI開発を内製にするか外注にするかで止まっているなら、問いの立て方を変えると早く決まります。決めるのは「どちらか」ではなく、企画・データ・作る・評価・運用の5工程のうち、どれを自社に置くかです。上位に出てくる解説記事でよく見るのは「ハイブリッドが現実解」という結論ですが、そこで止まると来週やることが決まりません。外注する工程には、もう1つ決めることがあります。後から自社へ引き取れる形で発注するかどうかです。経済産業省の「AI・データの利用に関する契約ガイドライン - AI編 -」に付いているモデル契約書の別紙には、学習用データセット・学習用プログラム・学習済みモデルの3つについて納品の有無と形態を決める欄があり、学習済みモデルを成果物として渡さず利用許諾だけにする形もあると書かれています。黙って発注すると、引き取ろうとした日に必要なものが手元に残っていないことがあります。引き取るときに実際に要るものの一覧、評価用のデータと測る手順を預けきると引き取った日に前と同じ条件で比べにくくなること、引き取りを頼むと見積もりのどこが上がるか、引き取った直後に止まりやすい3つ、自社に寄せる工程に人がいないときの順番、発注時にそのまま送れる確認文まで。AI開発の工程別に内製と外部委託を分けた統計は見当たらないため、システム開発全体で「内製が主」と答えた企業の割合を、日本情報システム・ユーザー協会の2025年度調査から引き、そのまま当てはめられない点も添えました。受託でAIの仕組みを作り、エンジニアの常駐も引き受ける側から書いています。

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AI活用

AI PoCの本番化|止まったときに決める4つの行き先

AIのPoCが終わって結果も出ているのに、本番に上げる判断だけが数か月動かないとき、足りていないのは精度ではないことが多いです。行き先が「本番に上げる」か「やめる」の2つしかないと思われていて、その間にある2つが検討されていません。範囲を狭めて上げる、人が確認して上げる、の2つです。合格ラインを先に決めようという話はどこにでも書かれていますが、決めたラインに届かなかったときに何を変えるかは、あまり書かれていません。変えられるのは、入れるデータ、対象の範囲、人が確認する工程、続けるかどうかの4つです。どれを選ぶかで費用と期間の桁が変わります。合格ラインは満点ではなく、いま人がやっている水準に置きます。見る数字を正解率ではなく、処理した件数に対する差し戻しの割合にするのは、何を正解とするかを決めなくても数え始められるからです。止めると言う人は、始めると言った人と別に決めておきます。本番に上げたときに増える費目も、1年分でまとめました。AIの課金は単価だけでなく、何を数えるかの単位そのものが変わります。よく引かれる「PoCの3割が中止」がいまどうなっているかも、原典に当たって整理しました。受託でAIの仕組みを作る側から書いています。

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DX・IT整備

共有アカウントのやめ方|どれから、何に置き換えるか

共有アカウントをやめることと、人数分のライセンスを買うことは同じではありません。会社あての窓口は、アカウントを共有せずに何人かで受ける仕組みへ移せます。Google Workspace と Microsoft 365 なら、この移し替えでライセンスは増えません。最初の作業は数えることで、管理コンソールのユーザー一覧、最終ログイン、外部サービスの請求書、2段階認証の受け取り先を見ます。残りは社内に聞くので、そのまま送れる確認文も置きました。「1つのアカウントを複数人で使うのは規約違反」とよく言われますが、禁止項目に付いている限定は方法のほうです。どれから手を付けるかは、支払いができるか、顧客の情報が見えるか、他の人の権限を変えられるか、社外へメールが出るかの4つで決めます。Google Workspace 側は、共同トレイに移す8手順、同じアドレスのグループが作れない理由、メールの委任、共有ドライブ、年間プランとフレキシブルプランの単価と消費税、停止ではなく削除する理由、退職後のメールをデフォルトのルーティングで寄せる手順。Microsoft 365 側は、共有メールボックスと配布グループ、Outlook の代理人アクセスと、ライセンスなしで置けるのは50GBまで、利用者は25人までという条件です。Google Workspace の販売代理店の立場から書いています。

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